2007年9月7日

「償いが求められる」 沢山氏が東洋町長名で「声明」 会計収支の公表は依然否定
沢山東洋町長名で配布された「声明」
2007年4月22日に投票された安芸郡東洋町長選挙で当選した沢山保太郎町長による町政運営への批判が高まり、沢山陣営の後援会長や中心的な支援者だった人たちにより批判ビラが配布されている問題で、今度は沢山町長側が8月29日付で「反論」のための「声明」を配布しています。

この「声明」は、沢山町長の公式ブログである「ヤスタロウの東洋町日誌」の8月28日付けに書かれている文書と同一のものですが、この中で沢山町長は「桜井菊蔵会長からの皆さんへのお詫びとご協力のお願い」は誤解と悪質なでっち上げによって構成されているとして、甚だしい名誉毀損であり、「きびしく処罰される可能性がある」「それ相当の責任があり償いが求められる」などと繰り返しています。

同時に「声明」は、桜井後援会長らが強く求めていた選挙の会計収支の公表については、依然として応じない立場を表明しています。

この「声明」の署名は東洋町長となっていることから、町の発行した文書であるのかどうかを、東洋町役場に問い合わせたところ「町長の私的な文書であり、町は関与していないはず」という回答がありました。また9月3日に沢山町長に桜井後援会長のビラに対するコメントを求めましたが、沢山町長は電話による取材を拒否し、直接面談しなければ話すことはできないという回答がありました。(2007年9月7日 高知民報)

「声明」全文はこちら

「町民への裏切り」 東洋町・沢山町長へ批判高まる 桜井菊蔵後援会長が批判ビラ「核持ち込み騒動に劣らず悪い方向にむかっている」(8月21日)

「推薦した者としての責任」 桜井菊蔵・沢山後援会長がコメント(2007年8月25日)