町田氏から笠氏へ1億円 証明する振込依頼票が百条委へ
徳島銀行の振込依頼票の写真の掲載を見合わせることについて 左記のように一時振込依頼票の写真掲載を見合わせていましたが、百条委の調査も終わったため、写真を再掲します(2004年12月7日)。
橋本大二郎県知事の「選挙資金疑惑」を調査している「県議会・坂本ダム等に関する調査特別委員会(百条委員会)」は2月5日、橋本大二郎後援会長の町田照代氏と笠誠一氏の間に1億円の金銭貸借があったことを裏付ける振込依頼票を徳島銀行から入手しました。
これは平成4年2月27日、28日に4000万円、1000万円が笠氏名義から町田氏が経営する「有限会社・笛」の口座に振込まれた控で、町田氏はこの事実の発覚後、地元紙に「1億円を名義貸ししたかもしれない」と、1月29日の百条委での「一切ない」という証言を訂正しました(3年10月21日に笠氏に資金提供し、同年12月27日に5000万円、4年2月27日に4000万円、28日1000万円返済されていると認めた)。
町田氏の証言の根本部分での変更は重大であり、百条委としては再尋問・偽証告発を視野に入れた取り組みをすすめていくことになります。
同時に、今回明らかになった金の流れは、笠氏がこれまで再三再四訂正を重ねてきた証言とは、またもや内容が大きく食い違っており、東京産業信金の本人口座に送金していた2000万円の入手先、使途などの事実関係も早く明らかにする必要があることから、笠氏の再尋問も急がれています。
日本共産党と緑心会の牧義信議員の話 ようやく金の流れの一部が明らかになってきたが、東京産業信金の笠氏の口座を調べることをはじめ、百条委として論議の前提になる客観的な証拠をさらに急いで集めるべきだ。町田氏に関係する金が動いたのは選挙直後の平成3年12月から翌年1月にかけてであり、笠氏が言う坂本ダムの談合と結びつくのかどうか。笠氏が集めたという金の実態や、県政を歪めようとした建設業者と笠氏の関係、裏金の使途などの解明に全力をあげる。