2015年11月15日

篠山紀信 「時代が僕に撮らせてくれた」
 
故人のポートレートの前で解説する篠山氏(10月31日、高知県立美術館)

写真家の篠山紀信氏(74)が10月31日、高知県立美術館でスターや東日本大震災の被災者などを撮影した自らの作品を前に解説しました。11月1日から始まった「篠山紀信展 写真力」に先だち来高したもの。

故人となった大原麗子や夏目雅子、勝新太郎、三島由紀夫などのポートレート撮影時のエピソードを紹介し、「僕はテーマを探して撮ってきたのではなく時代時代に突出した人・物・事を果敢に撮ってきた。時代が撮らせてくれた」と、時代を象徴するスターの写真を前に振り返り、「美術館の空間力と巨大な写真のバトルを来場して体感してほしい」と話しました。

同展は11月1日(日)から16年1月11日(月・祝)まで。9時から17時(入場は16時30分まで)。休館は12月27日から1月1日。一般前売900円、当日1100円、大学生800円、高校生以下無料。(2015年11月15日 高知民報)