2015年11月15日

小林節さん講演 野党共闘訴え
 
小林節・慶応大名誉教授

こうち九条の会と女性「九条の会」が主催する、「憲法69周年県民のつどい」が憲法記念日の11月3日、高知市の県民文化ホール・オレンジで開かれ小林節・慶大名誉教授が講演。小林氏は安倍政治から国民が主権を取り戻すために野党共闘の実現を強く訴えました。

冒頭、こうち九条の会の松尾禎之代表が「憲法を解釈でないがしろにする政治を逆転させなければならない。9条を守り立憲主義を回復させよう。来年夏の参院選で奇跡の逆転トライを」と開会あいさつ。

小林氏の講演の中心は、安倍政権を倒す野党共闘の実現について。日本共産党が提案する国民連合政権構想を評価しながら、「政策の違い」を理由に共闘を拒む民主党などの姿勢について、「政策議論の前提になる憲法の土台が壊されており、憲法を取り戻し、主権を自公政権から取り返すために団結しようといっている。これ以上の大義名分はないはずだ」。

来夏の参院選については「比例、複数区はそれぞれの政党が実力で精一杯頑張る。1人区で(野党共闘して)20議席とれば(与野党が)逆転する。1人区の野党共闘の経験の実感をもって次の衆院選小選挙区の選挙協力にのぞめば、さらに勢いが出る」として、安倍政権を倒し、新しい政権をつくる可能性と展望を語りました。

小林さんの講演を聞いた中村水苗さん(安保関連法に反対するママの会高知)の話 安倍政権の憲法破壊のひどさを改めて実感しました。これからは選挙を見据えた運動をしなければと思います。どういうアプローチでいくのか、ママ仲間たちと相談したい。(2015年11月15日 高知民報)