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9月13日の集会後のデモ(高知市帯屋町) |
集団的自衛権行使と「後方支援」で自衛隊が武力行使する安保法制=戦争法に反対する高知県民の運動は9月13日の集会(高知市丸ノ内緑地公園)に1800人超が結集するなど、空前の規模に達しました。運動に参加した多くの人達から「強行されても廃止させるまであきらめない」という声があがっています。
昨夏の憲法解釈変更後、戦争法案は5月14日から動きはじめました。同日昼に抗議緊急集会が高知市役所前で開かれ、すぐに改憲と戦争法案阻止に幅広く取り組むための新組織=高知憲法アクションが発足。女性・青年や中谷元防衛大臣の地元・香南市赤岡町でのデモなど燎原の火の如く運動が拡大していきました。
6月15日の衆院憲法審査会公聴会では6人の陳述人のうち尾ア正直知事以外の5人が同法案の違憲性を指摘。7月16日に衆院で強行採決されてからは、運動が一気に加速しました。
「アベ政治を許さない」というスローガンを掲げた全国行動、大学生によるPEDAL結成、自民高知県連前でのサイレントデモ、高齢者の戦争体験語り継ぎ、高知弁護士会の講演会、県内大学教員による声明とシンポ、「ママの会」結成、安芸市、四万十市、宿毛市、香美市、仁淀川流域、嶺北などの地域でも集会が開かれ、戦争法を許さない県民世論を高めました。(2015年9月20日 高知民報) |