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オスプレイの訓練不参加を通知する芹沢・中四国防衛局長
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南海トラフ地震への対応を目的に県下で予定されている平成27年度日米共同統合防災訓練(6月7日高知新港、陸自高知駐屯地、土佐清水総合公園など)の実施について、芹沢清・中四国防衛局長が5月29日に県庁を訪れ、岩城孝章・副知事に訓練にオスプレイが参加しないことを通知しました。日本共産党県議団(塚地佐智団長)はこれに先立つ20日、訓練にオスプレイを参加させないよう要請し、岩城副知事は「事故原因の究明がされない限り参加は難しい」と発言していました。
芹沢局長は「日米間で調整した結果、UH60(ブラックホーク)が参加する。オスプレイは予定していない」と報告。
岩城副知事は「5月18日の事故が、きっちりとした究明がなされていない中、多くの民間の方が利用する総合公園を使うことには非常に憂慮し、困難という考えを示していたが、今回オスプレイが参加せず、UH60になったことはある意味安心した。南海トラフ地震で被害が想定される本県として在日米軍との訓練は意義があると考えるが、防災訓練なので安全第一でお願いしたい」とコメントしました。
報告終了後に芹沢局長は取材に答え、5月18日のハワイの事故と今回の防災訓練への不参加の関連については「関係ない。事故原因の究明どうこうではなくて、訓練内容と日米の航空機の運用の調整によるものだ」と述べました。
塚地佐智・日本共産党県議団長の話 これまでもオスプレイの危険性を指摘し、事故の原因が不明な中で訓練への参加は認められないことを申し入れてきた。高知県も同じ立場で発言してきたことが、オスプレイ不参加の決定打になったのではないか。南海トラフ地震の時には人命を守るため、あらゆる応援をいただかなくてはならないが、同時に米軍の基地化につながるような動きはしっかり監視していく。(2015年5月29日 高知民報) |