2015年3月29日

思想としてのロック ピーターバラカン
 
レノンのワーキングクラスヒーローを語るバラカン(3月21日、高知市文化プラザかるぽーと)
「思想としてのロック」=反戦、黒人差別反対、原発廃止などロックミュージックに息づく社会へのメッセージの伝統と系譜について、ロンドン出身ブロードキャスターのピーターバラカン氏が、当時のエピソードや、作品の社会的背景などを解説するレクチャートークが3月21日夜、高知市文化プラザかるぽーとで開かれ、バラカン氏は「音楽は社会を動かす力になる」と語りました。主催は国際的な音楽交流を中心に高知を楽しくするプロジェクト。

バラカン氏はビリー・ホリディ「奇妙な果実」を皮切りに、ボブ・ディラン、ジョン・レノン、CCR、サム・クック、アレサ・フランクリン、ジェームス・ブラウン、ランキンタクシー、フェラ・クティ、スペシャルAKAなどの作品を紹介。

排他的な風潮が強まる日本の現状については、「排他主義から戦争が始まる。自分の国だけを愛するのではなくて、誰もを理解することが大切では」とチクリ。(2015年3月29日 高知民報)