2015年2月15日

植村隆・元朝日記者が講演
 
講演する植村氏
元朝日新聞記者の植村隆・北星学園大学非常勤講師(須崎市出身)の講演会「慰安婦報道と言論の自由」が2月8日、高知城ホールで開かれ300人が参加。植村氏は「私は捏造記者ではない。家族への攻撃は絶対に許せない」と不当な攻撃とたたかう姿勢を明らかにしました。主催は憲法懇談会。

植村氏は慰安婦として初めて名乗り出た金学順さんがキーセン(芸者)学校出身であったことを記事に書かなかったと批判されていることについて、「金さんは騙され慰安婦にさせられ人権侵害を受けた。これにキーセン学校出身であることは関係ない。書く必要はない」。挺身隊と慰安婦の混同は「当時、韓国では広く使われていた。他紙も同じ認識で書いており、捏造ではない」と述べました。

植村氏の娘がインターネット上で「自殺まで追い込む」などと攻撃されていることには「私は記者だから攻撃も我慢できるが、記事とは関係ない娘への攻撃は絶対許せない」と語気を強めました。(2015年2月15日 高知民報)