2014年7月6日

高知市議会 集団的自衛権行使反対を決議 市民ク・共産・公明が賛成
 
集団的自衛権行使に反対する意見書を可決した高知市議会(6月26日)
高知市議会6月定例会は6月26日の閉会日、「集団的自衛権の行使を容認しないことを求める意見書」(市民クラブ、共産党提案)を賛成多数で可決しました。

意見書に賛成したのは市民ク(7)、共産(6)に加えて、公明(4、山根堂宏議員は議長のため採決に加わらず)、新高知みらいの会の川村貞夫議員。

反対は新風クラブ、川村議員以外の新こうち未来、みどりの会。

採択された意見書は当初は市民クが提案していた内容ですが、共産が提出していた案を取り下げて市民ク案に一本化。公明が同調し、川村議員も「造反」して賛成に回りました。

中央段階では自民党と公明党による与党協議がすすみ、憲法解釈の変更による集団的自衛権行使への合意ができたと報じられていますが、高知市議会の他にも、南国市議会、香南市議会などで公明会派が行使反対を公然と意思表示する事例が相次いでおり、地方組織に根強い反対があることが示されています。

この他、「2015年NPT再検討会議に向けて、日本政府に核兵器全面禁止のための決断行動を求める意見書」が全会一致で採択されました。(2014年7月6日 高知民報)