オスプレイが再び 香南市・土佐清水市で日米共同統合防災訓練

南海トラフ地震を想定してオスプレイ(MV22)を使用する日米共同統合防災訓練が、高知県内で「2月中旬目処」に実施されることが明らかになりました。昨年10月25日に香南市・土佐清水市・土佐市沖で計画されていた訓練とほぼ同じ内容。

防衛省が公表した文書によると、オスプレイは岩国基地から陸自高知駐屯地(香南市)と空自土佐清水分屯地(土佐清水市)へ陸自部隊や救援物資などを搭載し飛来。さらに岩国基地、土佐清水分屯地、空自築城基地(福岡県)を、土佐市沖1・5キロメートルに停泊した海自護衛艦「ひゅうが」(実質ヘリ空母)に医療関係者などを載せて洋上で離発着し、結ぶ計画になっています。

尾ア正直高知県知事は「訓練は有意義だが、県民に懸念もあるので安全確保の徹底、地元の理解、『日米合意』遵守徹底を」とするなど、昨年10月と同様の対応。

高知県は昨年の訓練に対しては、飛行ルートやモード転換について県独自に「日米合意」が遵守されているかどうかなどを監視する態勢をとることにしていました。

高知県平和委員会や同県平和運動センターでは、県への申し入れや現地で抗議行動などの準備をすすめています。(2014年1月26日号掲載予定 高知民報)