森田県議長 就任祝う会県幹部に軒並み案内 会費1万円 職員に反発

 
県幹部に配布された案内状
3月県議会で選ばれた森田英二議長の就任を祝う会が6月30日、ザ・クラウンパレス新阪急高知ホテル(高知市本町)で開かれましたが(会費1万円)、事前に「祝う会」の案内状が県部長・副部長・課長らに大量に届けられていたことから、「議長から案内が来たら断れない」、「なぜこんなに高いのか」など、反発が職員に広がりました。

案内状には、呼びかけ人代表として十河清・前副知事の名が記載され、森田議長の支援者が「自主的」に祝うスタイルにはなっていますが、案内状は各個人に郵送されたわけではなく、5月に議会事務局職員が森田議長に依頼され、知事部局、教育委員会などの部長・副部長クラスへ軒並み、一部は課長も含めた宛名の案内状を「私的」に配布しています。

議会事務局は「議長の公務ではないので、事務局としては関知していないが、過去にこのような案内のやり方は記憶にない」。

森田議長は「僕は副議長もやったので、県職員にも知り合いが多く案内した。他の人も(同様のことを)各地域でやっているのではないか」とコメントしました。

これが前例とされ、毎年、議長が交代する度に県幹部が「祝う会」に「動員」されることが懸念されます。(2013年7月7日 高知民報)