2012年8月5日

瓦礫処理に高知県職員を派遣 被災3県にのべ20人

 
 派遣される職員に訓示する尾ア高知県知事(7月27日、高知県庁)
高知県は東日本大震災の復旧復興のために岩手・宮城・福島県へ技術職員を新たに20人を派遣することを決定。7月27日に県庁で12人が出席して壮行式が開かれ、尾ア正直県知事が職員に辞令を直に手渡しました。今回派遣される職員には震災による瓦礫を現地で処理するための技術支援にあたる職員(宮城県岩沼市で活動予定)も含まれています。

派遣職員を代表して時久真一・中央東土木事務所主幹が「被災地ではまだまだ人出も時間も足りないと聞いている。高知県職員としての誇りと、一日も早い復旧を願う高知県民の思いを胸に頑張ってきたい」と決意を表明しました。

尾ア知事が「派遣に応じてくれた志に感謝します。みなさんが高知県で培ったノウハウを持って被災地に入ることが、一番効果的な支援。高知県にとって東日本大震災は明日は我が身であり、現地で学んだことをこれからの高知県の防災対策に生かしてほしい。苦労もあるが、体に気を付けて頑張ってください」と激励しました。

派遣期間は8月1日から来年3月末まで。派遣先は岩手県5人、宮城県12人、福島県3人(ローテーションがあるため、いずれものべ人数)。(2012年8月5日 高知民報)