2012年6月17日

解放同盟お抱え選挙当然視 岡ア誠也高知市長

 
岡ア誠也高知市長
昨年11月の高知市長選挙で、現市長の岡ア誠也氏の陣営が、部落解放同盟高知市連絡協議会と表裏一体の高知市労働事業協会から、選挙カー用のスピーカー使用料7万円を「寄付」されていたことを「高知新聞」が報じたことについて、6月7日の定例会見で岡ア市長がコメントしました。発言要旨は以下。

−−高知市労働事業協会から「寄付」を受けたという報道があったが。 

岡ア高知市長 もともと寄付を受けてはいけない団体から、寄付を受けたと記載したことが誤っていた。寄付については民法でかっちり規定されている。549条に寄付をするほうが意思を表示し、受けるほうが、それを受けますという受託の意思を表示して初めて成立する。

今回の場合は、相手方から寄付の申し出があったわけではなく、選挙カーに付いているスピーカーを本来であれば一体で処理すればよかったのだが、たまたま選挙の事務手引きの中に、分けて記載すると書かれていたので、一方的に私どものほうが記載してしまった。 もともと事実上寄付がなかったのを、寄付があったと記載したので、それを削除したという流れ。記載の間違いがあったことについては(選挙)事務所としても大変申し訳なかったという謝罪をさせていただいた。

−−事業協会はこれまで随意契約や入札で高知市の仕事を多く請けている。「寄付」であるかどうかは別として、そういう団体から選挙カーを提供してもらうということに問題はないのか。

岡ア市長 無償だと寄付にあたるが、法定費用の車両の借り上げ経費として選挙管理委員会から直接向こうに払われているので、適正な対価を払って借りるということについて問題はない。

ただ、どこから借りるか、候補者が決めているわけではなくて、選挙事務所がどこから借りる、誰がいつ乗ってどういうコースでまわるということは選挙事務所でやる。こちら(私)が決めたわけではない。(2012年6月17日 高知民報)