２０１２年６月３日

瓦礫処理協力は人不足解消で　貢献量最も大きく速い　尾�ｱ県知事

５月２７日の定例会見で尾�ｱ正直高知県知事が瓦礫広域処理について述べた発言の要旨は以下。 尾�ｱ知事　大臣の発言や事務ベースの話から、まず今受け入れを表明している所に受け入れてもらい、次に前向きな回答をして一定準備が進んでいる所に依頼していく順番で話が進んでいくだろうという見通しだ。 本県などの協力は、その後。広域処理が必要な量が３分の１になる中で、果たしてどれくらい（必要とされる量が）あるのか考えたい。 本県で処理できる量は最大千トン。他県で受け入れるのは１０万トンというレベルで、（高知県では）少ない量しか受け入れられない。 そういうことを考えた時に、今後、受け入れないと決めきったわけではないが、今すぐできる協力に別の道はないかを考えてきた。 現地における人不足。瓦礫処理にあたる事務量が膨大で処理する人が足りないという話を聞いていたので、東京事務所から宮城、岩手のみなさんに問い合わせたところ、「まさに人こそ足りないのでぜひ送ってもらいたい」という話があった。 今被災地には７人の県職員を派遣しているが、これに加えて、瓦礫処理に専門的に従事する職員を何人か送ることができないだろうか。人を出すことで被災地の瓦礫処理進展に協力できるのではないかと考えている。 瓦礫処理をするため土木技術関係の業務が多数発生し、人が足りないことが隘路となり、瓦礫処理が進まないという話を聞いている。そこに技術や事務処理能力を持った職員を送ることで、隘路の解消を図る貢献があるのではないか。 宮城県知事と会った時にその話をしたら「本当に有り難い事だから是非」と言っていただいた。　本県は南海地震に直面する県なので、被災地の状況は明日は我が身。復旧復興を全力で応援しなければならないが、こと瓦礫については、近隣県で大量処理をすると手を挙げている所があり、（高知県は）遠方でかつ受け入れ量が非常に少ない中で、我々が協力するにしても随分先で、かつ少量にしかならない。 今困っている最大の問題である人不足を解決するために力を入れるのが最も貢献量が大きく、早く、喜んで頂けるのでがないか。何人、いつからというのは詰めなければならないが、市町村にも声をかけチームをまとめて現地に送りたい。（２０１２年６月３日　高知民報）