2012年4月22日

原発なくす高知県民連絡会 伊方再稼働阻止、全原発を廃炉に 禁・協、市民グループ一堂に

 
 結成総会が開かれた高知市青年センター
幅広い団体・個人が結集し、すべての原子力発電所を廃炉にする運動を恒常的にすすめるネットワーク「原発をなくし、自然エネルギーを推進する県民連絡会(原発をなくす県民連絡会)が4月14日に高知市で結成総会を開き、伊方原発運転差し止め訴訟弁護団・薦田伸夫団長が講演。伊方原発再稼働阻止と裁判の支援が呼びかけられました。

結成総会には県労連、県平和運動センターに結集する労働組合、県平和委員会やグリーン市民ネットワークなどの市民団体、キリスト教会の代表者、多数の個人など130人が参加。

共同代表に外京ゆり、谷脇和仁、山崎秀一氏を選び、今年3月11日に1100人が参加した集会をはじめとする取り組みをベースに、それぞれの団体・個人の自主性を尊重しながら、緩やかに共同する連絡組織としてスタートし、伊方原発再稼働阻止、全原発の廃炉、自然エネルギーへの転換を求めて40万人の署名を集め、6月10日には四国四県から集中して再稼働反対を訴え愛媛県庁を包囲する行動を呼びかけました。

記念講演に立った薦田弁護士は南海トラフの震源域の拡がり、中央構造線が2000年間以上動いていない事実を示し、伊方原発を巨大地震が襲う可能性を指摘。「伊方は唯一内海にある原発で、事故があれば瀬戸内は死の海になり、どの風向きでも人の住むところに放射能が流れていく。みなさんの力を結集して裁判に必ず勝ちたい」と差し止め訴訟への支援を呼びかけました。(2012年4月22日 高知民報)