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講演する広瀬隆氏 |
原発反対運動の活動家として知られる作家・広瀬隆氏(69歳)が4月7日、四万十市で講演して150人が参加。伊方原発の再稼働阻止と廃炉を求める運動の重要性を共有する集まりになりました。四万十なごみネットワーク、脱原発四万十行動の主催。
四万十市立中央公民館で開かれた講演会では多くの親子連れ、若い層の参加があり満員になりました。
広瀬氏は3時間にわたって講演し、福島第一原発の現状について詳細に報告。余震で揺すられ続けている4号機の燃料プール崩壊による重大事態発生の可能性は十分あると警鐘を乱打。
再稼働に反発する抵抗が弱い自治体が多いのが四国と九州で、大飯原発と抱き合わせで伊方原発の再稼働が狙われていること、伊方原発で事故が起これば高知県は深刻な汚染にさらされ、瀬戸内海は全滅、西日本からの食料の供給が止まり、「日本が終わってしまう。伊方を再稼働させないため声を上げてほしい。一人一人の行動で現状を変えることはできる」と訴えました。
講演を終えた広瀬氏は取材に答え、「生き残るためには、確執を超え、住民運動を広げなければならない時だと思う」と話しました。翌8日には高知大学朝倉キャンパスでも講演会が開かれました。(2012年4月15日 高知民報) |