2012年3月18日

福島事故から1年 伊方再稼働許さない なくそう原発高知集会に1100人 

 
1100人が集まった集会で訴える島津さん
東日本大震災、福島原発事故から1周年を迎えた3月11日、高知市の丸ノ内緑地公園で「なくそう原発3・11高知集会」が開かれ1100人が参加。地震が発生した14時46分に犠牲者に黙祷を捧げ、原発のない日本の実現、伊方原発再稼働反対を求めました。同日夜には集会に呼応したコンサート、蝋燭をともし被災地に思いをはせる企画も取り組まれました。

集会では横浜市から親子4人で疎開してきた島津佐知子さん(35歳)が、食物による内部被曝を防ぐ国の基準の不十分さを訴え「これか ら高知県に疎開してくる避難者にできる限りの支援をしていきたい」、谷脇和仁弁護士は伊方原発運転差し止め訴訟について報告し、「伊方は高知県と50キロメートルしか離れておらず、事故が起きる前に原発を止めなければならない」と呼びかけました。

メフィストホールで開かれたメモリアルライブには50人が集まり、浜田裕介、ビートルズ倶楽部バンド、ペギー☆りえなどが演奏しました。

民青同盟県委員会は日没後、丸ノ内緑地公園でキャンドルプロジェクト。250本の蝋燭で「絆」という文字を並べ、被災地の映像や、ボランティア活動を紹介するパネルを展示し、市民からメッセージや被災地支援カンパを集めました。

 
集会とデモに参加した西脇弓子さん(写真、27歳、保育士)の話 集会で黙祷した時に、今も避難している人たちのことを思った。若い世代が3・11に思いを寄せ、力をあわせていくことが大事だと感じました。(2012年3月18日 高知民報)




     
(左)デモの模様、(中)メモリアルライブで歌うペギー☆りえ、(右)民青県委員会
らが取り組んだキャンドルプロジェクト