中沢卓史・県教育長は2月15日、教育委員会関係の来年度予算を説明するための記者会見で、国会で検討されている高校授業料無償化「見直し」について、所得制限が来春から加わるようなことになると「大変なことになる」と懸念を表明しました。
中沢教育長は「政策的なものはおいても、事務的な問題が発生する。どのように決着するのか分からないが、所得制限が入れば、徴収事務が今までと違うやり方で、今ないものが発生してくるので段取りが狂うことは間違いない。見直しした時に、どれくらいの事務になるのか」と発言。
また来年度からの少人数学級に対応した教員配置については「今年度と変えず維持する」と回答し、学校図書館支援員は市町村分を加えると現状の80人から120人に増加すること、給付型奨学金については文科省の予算がつかなかったことから見送り、「県独自では給付型は無理だ」と述べました。(2012年2月26日 高知民報) |