2011年7月3日

高知市立中 武道必修 女子相撲も 「ありえない。まるでセクハラ」 生徒・保護者に反発

平成24年度から全国一斉に始まる武道必修化について、高知市立中学校の選択状況がこのほど判明しました。

高知市教育委員会学校教育課によると選択状況は以下。

剣道 城北、城東、朝倉、西部、介良、横浜(女)
柔道 三里(女)、旭(2年)、鏡、土佐山
相撲 城北、愛宕、潮江、一宮、三里(男)、南海、大津、旭(1年)、横浜(男)、春野
検討中 城西、青柳、行川 (複数選択しているが学校もある)

目を引くのが相撲の多さ。柔道のような室内道場の整備や、剣道のような高価な防具が不要で、「初期投資」が低額であることが理由であると思われます。

しかし、生徒や保護者、とりわけ女生徒に極めて不評なのが相撲で、「相撲があるなら体育は休む」、「まるでセクハラ。人権問題だ」などの声が上がっています。

男女ともに1・2年生全員が相撲がになった潮江中1年の女生徒は「誰が決めたのか。ありえない。絶対イヤ。相撲がある日は学校にいかない」と猛反発。

同中の生徒・保護者には来年度から相撲が必修化されたことはまったく知らされておらず、保護者有志がPTA会員に相撲必修の賛否を問うアンケートを集める動きが出ています。(2011年7月3日 高知民報)