2月28日、岡崎誠也・高知市長が記者会見で行った発言のうち、新図書館に関連する部分の要旨は以下。
■予算議決の意味
岡崎 合築には様々な意見があるが、知事・市長とともに、合築のほうがメリットがあると、これまでそういう説明をしてきた。中間報告の読み方はいろいろあると思うが、合築のメリットも記述されている。一枚の利用者カードで一カ所で本を借りられるというのは、市民にとって非常に大きなメリットであり、その方向性で予算を提案した。議会の議決は入口なので、スタートを切れるかどうかだ。
■土地利用について
岡崎 全体で18000平方メートルの大規模な施設。ボリュームは相当ある。敷地面積は10000平方メートル。今の用途地域は住居地域だが商業地域に変更する議論を願う予定だ。中央部に広場を設けることを考えており、
図書館用地は広場を含め6000平方メートル程度。
日曜日の出入り口の論議がいる。県警の考えもあるので市独断では決められないが、中の橋側はセットバックを入れなければならない。
西側には3?4割が残るイメージ。 周辺には図書館、新歴史博物館、永国寺の大学新学科、高校も多いので文教ゾーンとして図書館と相乗効果のあるのものにしたい。図書館のデータを生かせるものが来ればベターだが、具体的にこれというのはない。新しい委員会で可能性の議論をいただている。
■建物の高さについて。景観条例の28メートル規制は堅持するのか。
岡崎 この土地自体は高さ制限にかかってはないが、追手筋は景観に配慮された地域であり、追手筋の前面まで高い建物がくるというのは避けなければならない。ただ全体は18000平方メートルで、大変ボリュームがある。たとえば南北をどう使うかをよく配慮しながら、基本設計の中で調整していく。(傾斜をつけるとか)そういう考え方もある。図書館は大事な社会的資産であり、景観や機能は大事に考えて行かなければならないので、基本計画の中で景観のバランスをとることを含めて論議していく。あまり圧迫感がないようにはしたい。(2011年3月2日 高知民報) |