2010年9月19日

高知地検が会見を一部オープン化 高知民報が記者会見に出席

高知地方検察庁
高知地方検察庁の記者会見が、このほど県司法記者クラブ加盟社以外にも一部開放され、9月10日に同地検内で開かれた公職選挙違反事件の起訴に関する記者会見に高知民報が出席しました。

当初、同地検の会見開放方針は、@全国メディアに所属している、A全国メディアに過去3カ月以内に3本以上の刑事事件についての署名記事掲載を求めるという極めてハードルの高いものでしたが、一方で基準をクリアしなくても県司法記者クラブが了解すれば出席を認めるとするなど、一定柔軟に対応する姿勢もみせていました。

高知民報は会見への参加登録を正式に同地検に申し込み8月11日に却下されましたが、県司法記者クラブとの協議により、参加が認められました。

同地検が公開するのは週1回の定例会見と重大事件の着手・起訴・判決等の際に開かれる臨時会見ですが、撮影や録音はクラブ加盟社も含め不可などという課題も残されています。

10日の会見では北野彰同地検次席検事が、7月の参議院選挙で高知大生を電話アルバイトで雇ったことが選挙違反に問われた事件について20万円の罰金刑で略式起訴し、罰金が即日納付されたことや雇われた側の大学生は「違法性が低い」ため起訴猶予となったことなどが公表されました。(2010年9月19日 高知民報)