2010年5月2日

県医師会・歯科医師会 政治団体は別住所に

あんしんセンター4階の県医師会フロア
高知市が建設した「総合あんしんセンター」に県医師会・県歯科医師会などの民間団体が入居するにあたり問題になっていた医師連盟など同医師会・歯科医師会と表裏一体で活動している政治団体が、同センター」内に設置されていないことがこのほど分かりました。

同センターの建物の所有形態は区分所有。県医師会・県歯科医師会がセンターの一部を買い取っているものですが、税金から多額の補助金を受け、公的事業を委託されている団体が、公的なセンター内で政治活動を行なうことは不適切という県の見解(市は政治団体が入ることは認めていた)もあり、最終的に県医師会・県歯科医師会側が政治団体の事務所は別住所に用意することを判断しました。

県医師会は「総合あんしんセンター」4階。床には1、2階の市保健所部分とは異なる厚いカーペットが敷かれ、木目調内装、ウォシュレット付きトイレなど、豪華ホテルと見まがう内装ですが、従前の県医師会のように選挙ポスターの類いは見あたりません。

県医師会の坂本浩生・事務局長は「医師連盟は城山町の医師協同組合の建物に置くことになっている」、山脇雅志・県歯科医師会事務局長は「今は比島の旧い建物に残したまま。この建物は1年後に取り壊すが、以後もここに持ってくるつもりはない」と話しました。(2010年5月2日 高知民報)