2010年3月21日

西武跡地にパチンコ123

知事と面談する延田社長(上)、建設されるパチンコ店のイメージ(下)
現在、空き地になっている「西武デパート」跡地(高知市南はりまや町)にパチンコ店が建設されることになりました。3月10日、「株式会社延田エンタープライズ(本社八尾市)」(※)の延田久弐生社長が県庁を訪れ、尾崎正直県知事、岡崎誠也高知市長と面談して出店計画の詳細を報告しました。

延田エンタープライズが示した案は、地上6階、地下1階の建物を建設し、1階がパチンコ店、2階から6階までが駐車場(700台)、地下(900坪)は地元業者を入居させるというもの。景観に配慮して2階以上をむき出しの駐車場にはせず壁で囲い、2階部分にはスーパー銭湯の設置も検討しているとしています。

「商業施設にパチンコ店が入っているイメージ。地元で100人から150人雇用する(延田社長)」。 

知事との面談後、記者会見した延田社長は「県民の反対の声が強い中、なぜパチンコ店を出すのか」との質問に対し、「あの場所は安い賃料ではない。パチンコを導入しなければ採算はとれない」、反対世論への配慮については「我々の業界では建物は平屋で上にバラックの駐車場を置くのが普通だが、ケバケバしさがないようにするために建築費が5割増しになった。地下は地元テナントを募集し、我と思わん店の出店を受け入れる。地元が有効に利用してもらえる場所を提供したい」などと述べました

パチンコ店の開業は年内を予定。最低20年間は営業する計画です。

※「パチンコ123」、「マスターズゴルフクラブ」などを経営し、年商は3000億円強。パチンコ店は大阪府を中心に約60店舗を出店。(2010年3月21日 高知民報)