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清藤真司県議 |
香南市が旧町ごとに学校と一体化して設置されている小規模な給食センターを、県下最大の4000食規模のセンターに統合しようとしている問題について、香南市選挙区選出の清藤真司県議(元旧夜須町長)に聞きました。清藤県議は自らも夜須小の保護者。
清藤県議 給食センターを大規模化するのか、自校方式に近い従来の方式を維持していくのかを、行政がメリットとデメリットをはっきりさせ、住民が決めていくことは悪いことではないと思う。
しかし、学校給食=食育は教育であり、主役は子どもだ。財政面からだけの行政にとってのメリット、デメリットではなくて、子どもについてのメリット、デメリットがどうなのかが問題になる。
子どもにとってのメリットやデメリットが何なのかが、行政から示されておらず、議論が空白だ。
特にデメリットをきちんと説明するのが行政の責任ではないか。食育について香南市としてどう考えていくのかも示されていない。
夜須の地域でとれたおいしいスイカやメロン、ジャガイモを夜須の子どもたちが食べることは、地域づくりであり、地域の文化を育てていくこと。
住民自治とは意思決定のプロセスに住民が参加することのはずだが、統合センターありきで、建設への「理解を求める」だけになっている。(2010年1月17日 高知民報) |