2009年11月1日

「コンクリートから人へと言うのなら・・・」 尾崎知事が新政権に注文
尾崎県知事に要請する岡崎l高知市長(10月23日)
尾崎正直県知事は、四国の高速道路網「8の字ネットワーク」について民主党新政権に早期完成を強く求める立場を改めて強調しました。10月23日、岡崎誠也・高知市長から要望を受けての懇談の中で述べたもの。

尾崎知事は「新政権はコンクリートから人へと言ってる。厳しい財政状況の中で公共事業の重点化は必要だと思うが、重点化は、人の命にかかわるものに投資していくべき。すでに社会資本が十分あるところではなくて、整備されていないところに重点化すべきだ。これを大胆に政治主導で実現してもらいたい。これは政治主導でなければできない」と新政権が高速道路の着工に消極的な構えをみせていることを念頭に発言しました。

岡崎市長は「8の字ネット」早期実現の他に、@県道「はりまや町一宮線」南部分の早期完成、A生活交通路線維持補助金の増額、Bシキボウ跡地への防災センター設置について要望。

尾崎知事は@に対し工事はいったん止め交通量調査をしてから総合的に判断する、A制度をもう少し研究する、B防災センターの費用体効果を考えてみたいなどと述べに止まるなど消極的な回答が目立ちました。

また追手前小学校跡地への建設が取りざたされている県立図書館についての話題はありませんでした。(2009年11月1日 高知民報)