2009年5月24日

岡崎高知市長 解同市協に出向き謝罪 介護保険めぐりトラブル

5月11日に岡崎誠也高知市長が介護保険の認定をめぐるトラブルで部落解放同盟高知市連絡協議会事務所に出向いて謝罪していたことが、このほど明らかになりました。

同市関係者の話を総合すると、4月末に高知市嘱託職員のケアマネージャーが、介護保険の認定とサービス内容をめぐって利用者と起こしたトラブルが解同市協に持ち込まれ、連休の明けた5月11日、岡崎市長・健康福祉部長・介護保険課長などの市幹部18人が揃って16時30分から17時30分まで同市朝倉己の解同市協事務所に行き、「福祉行政での人権意識の欠落」について謝罪させられています。解同側からは森田益子顧問、竹内千賀子議長(高知市議)ら70人が出席。市長らに「行政の人権意識の欠落」を理解させるための「学習会」でした。

たとえ市側に正すべき点があったとしても、市長を先頭にした市幹部が、高知市議が代表を務める一運動団体の事務所にゾロゾロ出向いて謝罪するなどという光景は常軌を逸しており、このような対応は相手が解同市協でなければ到底考えられません。今回の問題では岡崎市政の「声の大きい者に弱い」体質、「解同タブー」が依然として色濃く残っていることが改めて露呈しました。(2009年5月24日 高知民報)