2007年12月27日

30人学級、私学助成充実求める請願を自民・公明らが不採択 民主・大石議員も 12月県議会最終日
     78000人余の教育充実の願いは自民、県政会、公明、南風、大石議員の反対で不採択に(12月27日)
12月27日の県議会12月定例会で、78617人が30人学級推進や私学助成増額など教育予算の増額、教育条件の整備を求める請願が自民党や公明党の反対で不採択になりました。県民クラブの大石宗議員(民主党)も、請願に反対しました。

日本共産党と緑心会の米田稔議員が賛成討論を行い、私学助成の増額を求める部分の採決では、賛成が共産緑心5、県政会9、西風1、県民ク4(大石宗議員を除く)合計19。

反対が自民13、公明3、南風2、大石議員で合計19。

可否同数となったために、地方自治法の規定に基づき、山本広明議長(自民)の裁決で不採択となりました。

また30人学級推進など公立学校の教育条件充実を求めた部分の採決については、請願原案に賛成したのは共産緑心、県民ク(大石議員除く)、西風。反対は自民、県政会、公明、南風、大石議員でした。

この請願に反対した議員は、全員11月の知事選挙で当選したした尾ア正直氏を推していました。尾ア氏はマニフェストに30人学級推進を掲げており、これらの議員が反対する理由が、県民には、わかりにくいものになっています。また県民クラブに属し、民主党の党籍を持つ大石議員は、会派と異なる態度をとって「造反」して請願内容に反対しました。(2007年12月27日高知民報)