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会見する尾ア知事(12月10日)
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尾ア正直県知事は、県政の懸案事項である高知女子大の池キャンパスへの統合移転について「ゼロベースから納得のいくまで検討する」と強調。これまで県が目標としていた平成22年4月までの移転統合にはこだわらず、計画を白紙にして出直す姿勢を示しました。12月10日の議案説明のための記者会見で述べたもの。
尾ア知事は「前議会でほぼ可否同数で否決された経過があり、教育、医療、中心市街地問題など多岐にわたる論点がある問題だ。ゼロベースから、時間をかけて納得できるところまで検討したい。そう簡単に結論を出せる問題ではない。これまでの関係者の真剣な議論を無視はしないが、今の段階で方向は定めていない」などと述べました。
また来年2月の次年度当初予算で判断を下すのかという問いに対しても「早すぎる」と回答。看護学部の拡充ができない場合には、看護士養成のために他の手段を考えなければならないという認識も示しました。(2007年12月10日 高知民報)
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