参院選高知選挙区に立候補している自民党の田村公平候補は、安倍首相の「美しい国」を「意味が分からない」と批判するなど「与党内野党」のポーズを強めるとともに、「公明党に推薦していただいて本当にありがたい」と演説の度に繰り返しています。
田村候補のこれまでの演説は、首相や自民党幹事長など党中央の幹部を、こき下ろすパフォーマンスで「与党内野党」、「田舎の声を届ける議員が必要」をアピールすることが大半を占めていましたが、まとめでは必ず公明党への謝辞を最大限強調。7月22日夜、香南市のいちふれあいセンターで開かれた個人演説会では、「公明党に推薦していただいて本当にありがたい。比例は公明党を堂々とやる」、「感謝だけではだめ。行動で示さないと」、「(公明の推薦)これがなかったら、供託金を心配している」などと発言しています。この演説会では応援弁士の公明党県議に「限界まで力をだせ。本隊に力がなければ援軍がいくら頑張ってもしれている」とハッパをかけられました。
また田村候補は、演説会場に公明党のポスターを貼ることに自民党内から批判があることを紹介し、同党高知県連会長である山本有二・金融再チャレンジ担当大臣が、大臣の地元の須崎市など高知3区で個人演説会の準備をしなかったことを引き合いに、「応援するがやったら徹底的にやってくれや自民党も。応援せんのにいちゃもんつけられたらたまったもんじゃない。一回くらい個人演説会設営してみいや」と山本大臣を批判しました。
(2007年7月26日 高知民報) |