2007年6月3日

三嶺(香美市)で大量のツキノワグマの痕跡 「三嶺を守る会」が登山者に注意呼びかけ

ツキノワグマによる樹皮剥ぎ(5月27日、綱付新道、高度1050メートル付近)
豊かな自然が残る三嶺(1893メートル、香美市)の麓に位置する八丁小屋、綱付新道付近で5月27日、ツキノワグマの痕跡が大量に発見されました。

「三嶺を守る会」(山本正彦会長)ではクマと登山者が遭遇することにより、人間が負傷する危険、またクマを「駆除」せざるを得なくなる可能性もあることから、登山者の安全確保と四国山地にわずか生息していないツキノワグマを保護するために、入山する際には鈴を鳴らすなどしてクマの注意を喚起する手段をとるよう呼びかけています。