2007年2月27日
「島崎・自民党高知市議に議員の資格なし」 女性団体が議員辞職を申し入れ
島崎市議に辞職を申し入れる女性グループ(2月27日、高知市議会自民党控え室)
柳沢伯夫厚労相の「産む機械」発言を擁護して女性を「さびきった機械」など侮辱した自民党の島崎利幸・高知市議(同党県連総務会副会長)に対して2月27日、女性グループが議員辞職を求めて抗議行動に取り組みました。
抗議したのは、新日本婦人の会、消費者グループ、労組女性部、県母親運動連絡会、ソーレネットワークなど14団体。島崎市議に市議会内で面談し、@謝罪と議員辞職、A自民党県連の責任の明確化を求める抗議文を手渡しました。
島崎市議は、「野党の国会審議ボイコットへの批判を強調する主旨であったが、適切でなかった。社民党には文書で謝罪することにしている」などと回答しましたが、女性グループからは「審議ボイコットと錆び付いた機械という発言と何の関係があるのか。全国の女性への謝罪はないのか」という批判の声があがりました。
また「何が適切でなかったと考えるのか」との問いに対して島崎市議は「私がどのように考えようが自由だが、考えたことを発言してよい場合もあるし、今回のようによくない場合もある」と述べ、女性を機械に例える考え方自体が誤りであったとは認めませんでした。
また「私は神様ではない、人間だ。失言することもある。あなた方は共産党関係ですか」、議員辞職を求められたことには「あなた方から票はもらっていない」などと「適切でなかった」と言いながら逆ギレする場面も。会談を終えた女性からは「島崎議員は、女性を人間ではなく機械扱いする発言が重大な人権問題であるということが理解できていない。怒りをおぼえる」という声が出されました。
同日、自民党県連・山本広明幹事長(県議)へも同様の申し入れが行われ、対応した山本幹事長は「県連としても迷惑している。2月25日に厳重注意をしたが、きちんと反省してもらわなければならない」、4月に予定されている次期高知市議選での党公認の是非についても検討していると回答しました。