2007年2月15日

自民党県議団 東洋町高レベル放射性廃棄物処分場誘致反対決議に消極的 「議論にフタをするのはよくない」

東洋町への高レベル放射性廃棄物処分場誘致に反対する決議が2月15日、徳島県議会で全会一致で可決されましたが、高知県議会では自民党県議団が同主旨の決議に極めて消極的な態度をとっていることから、可決の行方が危ぶまれています(2月県議会に提案される予定)。

反対決議について自民党高知県議団のある幹部は「将来の議論にフタをすることはよくないという意見がある」ことを理由に反対決議には消極的な姿勢を示し、決議の提案には加わらないとしています。

県民の切実な願いに背を向ける自民党県議団の態度に対し、「東洋町の住民を無視した手法への反対という決議なら将来の議論とは関係ないのではないか」、「徳島県議会では自民党を含めて全会一致で決議しているのに、地元の議会として恥ずかしくないのか」という声が出されています。

自民党の山本有二金融・再チャレンジ相が、これまで県内への処分場誘致に積極的に動いていた経過もあり、同県議団の思惑は、郷土を原発のゴミ捨て場にしてはならないという県民の願いとは大きなかい離があるようです。