原子力発電所のプルサーマル発電に使うプルトニウムを取り出す過程で作られる高レベル放射性廃棄物の処分場誘致を前提にした調査への応募が大きな問題になっている安芸郡東洋町で、誘致反対署名が人口の6割を超える2114人から集まりました。
署名を集めたのはサーフィン愛好家や町民有志でつくる「東洋町を考える会」。12月上旬のスタートから一カヶ月で住民の3分の2を超える署名が寄せらたことは、処分場誘致に反対する町民の声の強さの現れといえます。
会代表の西田祐一さんは「東洋町は意見をなかなか口にしにくい土地柄ですが、たくさんの人が手から手へと用紙を手渡し署名を集めてくれました。表面上は静かですが、誘致はいかんという町民の気持ちを感じる」と話します。「考える会」では、この署名を東洋町議会に提出し、処分場誘致に応募しないことを求める請願をする予定。 |