アメリカ海軍のイージス艦「ラッセル」が5月23日から27日まで宿毛湾港池島岸壁に入港を予定している問題で、県港湾空港局がアメリカ側から非核照会の返答をもらうため予定していた12日のアメリカ領事との会談が急きょ中止されることになりました。
県港湾課によると会談の中止はアメリカ側の意向。10日午前、県港湾空港局の山崎義文次長が大阪のアメリカ領事館を訪問し、@非核証明の文書での提出、A12日の会談は報道陣に公開することを報告したところ、対応した領事官がその場で12日の会談のキャンセルを通告しました。山崎次長は理由を尋ねましたが、回答はなかったといいます。
県港湾課は「延期」と述べていますが、次回日程は未定。宿毛湾港への入港そのものが中止されるのかどうかも不明ですが、米艦船の入港に際し文書を出して非核証明を求めたケースは全国的にも例がなく、さらに文書回答の要求、会談の公開などの県の毅然とした対応に、アメリカ側が極めて神経質になっている様子がうかがえます。 |