2005年8月16日             


鏡ダムピンチ 水位60メートル割れ寸前 53メートルで枯渇

 上が8月16日の鏡ダム(水位60・3メートル)。下は6月28日(64・4メートル)かなり水が減っている

高知市民の水瓶である鏡ダム(高知市鏡)の水位の低下が続いています。8月16日14時の貯水位(海抜)は60・3メートル。15日には高知市で局地的な豪雨がありましたが山間部ではほとんど降っておらず、ダムへの流入量の回復は見られませんでした。

鏡ダムは水位が最低水位である53メートルを下回ると、放水口に水面が届かず下流への放流が全くできない構造になっています。空梅雨により取水制限がかかった7月上旬の時点での鏡ダムの水位は63メートル程度でした。今は60メートル割れが目前に迫り、貯水量も7月上旬の6割程度まで落ちこんでいます。このまま雨が降らなければ8月24日頃には利水容量を使い切ってしまいます。台風やまとまった雨はまだしばらく期待できそうになく、節水で乗り切らなければなりません。