2004年10月13日


大旺建設 「裏金提供と談合はクロ?」 中谷元・自民県連会長は説明責任果たせ


 10月8日に閉会された9月県議会で自民党、県民クラブ、公明らの賛成で橋本大二郎県知事の辞職勧告決議案を可決。橋本氏は知事を辞職し11月に再選挙が行われることになっていますが、知事に疑惑解明を言う自民党自身が、自らの身に降りかかっている問題の説明責任をまずは果たすことが求められています。

 平成3年の知事選挙で橋本陣営に裏金2000万円を提供し(笠メモ参照)、坂本ダム工事の入札で談合したことを県議会に認定された大旺建設とそのグループは、中谷元・自民党県連会長の親族が経営する企業であり、中谷氏の選挙の全面的バックアップは当然のこととして、長年自民党県連・支部にも莫大な献金を続けてきています。中谷氏は自民党の県連トップとして、自らの親族が経営している企業という両面の立場から、県議会の指摘が真実であるか否か、明確に県民に説明する責任があります。

自民党周辺では、松尾徹人氏に代わる知事候補として中谷氏の名前が盛んに取りざたされていますが、「クロ」企業の丸抱え候補で、県民が期待する県政改革ができるとは思えません。