高知市教委が初月小の過密マンモス対策「見守りたい」と放置宣言 土佐橋高架は撤回せず 市民に背をむける岡崎高知市政
高知市民の切実な要求を市政に要望して実現していくための「平和と生活を守る高知市民共闘会議(氏原真弓議長)」の対市交渉が5月13日、同市役所内で取り組まれました。岡崎誠矢市長誕生後、初の交渉でしたが、市民の暮らしや願いに真剣に向き合おうとしない岡崎市政の姿勢が如実に現れました。
大問題になっている土佐橋高架橋事業の中止を求める要求に対して執行部は「3年間凍結」と述べるにとどまり、中止の表明はしませんでした。
一方で市教委は、マンモス化と過密化が長年にわたって指摘されている初月小、鴨田小への対応は「推移を見守る」と事実上の放置宣言。公立小への障害者用エレベーター設置にも消極的な姿勢を示しました。参加者からは「市教委は20年も見守ると言ってきた。その間に子供はどんどん増えている。見守る段階はとうに過ぎている。不誠実だ」「市民が望んでいない英語(小学)や中国語(中学)の特区には年間4000万円もの費用をかけながら、市民の願いには耳を貸さない」など批判の声が上がりました。
前進面としては、国保保険料の減免用件の緩和の可能性への言及、中小零細業者への融資制度での柔軟な対応などがありました。