2004年5月8日


公明党・岡村高知市議が逆ギレ 開示請求者情報漏洩は「オンブズマンの自作自演」 


江の口保育園が保護者から集めた保育料を不正使用して無料で海外旅行や宴会に参加していた公明党・岡村康良高知市議が5月7日の高知市議会総務委員会で、同園を経営する社会福祉法人に情報開示請求をかけた市民の名前が法人側に漏洩していた問題は「オンブズマンの自作自演かもしれない」と発言していたことがあきらかになりました。

総務委員会には、江の口保育園運営協会の理事を務めていた岡村市議、浜川総一郎市議が所属していますが、この日の委員会では、江の口保育園運営協会に関係する情報の開示請求をした市民オンブズマン高知のメンバーの名前が、高知市から園側に漏れていたことの原因究明や再発防止が議論になりました。議論の途中、浜川市議が「記録をとめてくれ」と休憩にすることを提起。岡村市議が「自分は情報請求した人物の名前は聞いていない」、「オンブズマンの自作自演かもしれない」など市民オンブズマン高知がありもしないことをねつ造したという趣旨の発言を行い、「とりあげるマスコミのあり方も納得がいかない」と、この問題を報じた報道機関も攻撃しました。

情報漏洩の事実については高知市側も認め、5月3日にオンブズマン側に「不適切な行為ではなはだ遺憾な対応。深くおわび申し上げます」と謝罪する文書を提出しています。岡村市議の暴言は市民オンブズマン高知と開示請求者の名誉を毀損する重大な発言です。

保育料を食いモノにしていた事実が発覚すると、「逆ギレ」して情報公開を求めた市民を攻撃する公明党・岡村市議に、果たして市民の代表であり市政をチェックする市会議員としての資格があるのでしょうか。