2004年5月7日


「福祉を食いモノ」公明党 江の口保育園保育料不正使用事件の徹底糾明を 


 「保育料」を使って韓国旅行をしていた公明党・岡村康良高知市議(前列左の男性)、田能理事長(前列右)、浜川総一郎高知市議(後列の男性) 平成13年 ソウル市青瓦台


公明党の岡村康良高知市議と保守系「新風クラブ」の浜川総一郎同市議が、高知市の江の口保育園(社会福祉法人の江の口保育園運営協会が経営・田能満寿夫理事長)が「自由契約児」の保護者から集めた保育料を使いグアム島・韓国など海外旅行や温泉旅行、各種宴会に無料で参加していた問題に県民の批判が高まっています。5月7日の高知市議会で厚生委員会(岡田泰司委員長)は、市執行部に対し、事実を徹底的に糾明するために資料を提出するよう求めました。

この日の市議会では両市議が「弁明」しました。公明党・岡村市議は、無料で海外旅行に参加していたことを認め、「軽率だった」「関知していなかった」「残念」「一応精算して現在返還させていただいている」と他人事のような言い訳をしましたが、昭和63年から15年間も連続して理事を務め、長期にわたって園の経営の責任を負ってきた責任は否定しようがありません。

浜川市議は、岡村市議・創価学会の影響力を嫌った他の理事から乞われ平成12年4月から理事に就任したといわれていますが、「平成13年の韓国旅行当時、自由契約児について知らなかった」と述べ、旅行代金や宴会費用を園側に返還したと陳謝しました。

保護者から集めた「保育料」を不正に使用していたことは公金詐取と同様極めて悪質な行為。自分が費用を負担しなければ、代わりにどこからか金が出ていることは誰にでもわかるはずです。保育園がタダで海外旅行に連れていったり飲み食いをさせる事が普通でないことに7期も市議を務めて市行政に精通し15年も理事をやってきた岡村市議や浜川市議が気が付かないはずはなく、「関知していない」では済まされません。再発防止、市議会への市民の信頼回復のためにも両議員は議員を辞職すべき。「福祉の党」をかたりながら文字通り福祉を食いモノにしていた公明党の責任は重大です。