2004年4月25日



         ロウソクに火を灯す高校生

平和の願いロウソクに託して 自衛隊イラク撤兵求めピースアクション 
      

 平和を願うロウソクを灯しながら市民に自衛隊イラク派兵の賛否を問うシール投票を呼びかける「ピースアクション」に平和資料館・草の家に集う市民や有志が16日、高知市帯屋町で取り組み、「日本人人質は解放されたが、根本問題は解決してない」と米軍と自衛隊のイラク撤退をアピールしました。

 行動では新本勝庸・「地球村」高知代表が、人質解放を喜びながら「自分の国が軍隊に占領されたらどう思うか考えて欲しい。人質事件の原因である不法なイラク占領は解決していない。ロウソクを灯して平和の意思表示をして下さい」とハンドマイクで市民に呼びかけ。 親子連れや「戦争で人が死ぬのは嫌」と話す高校生など、市民が呼びかけに応えて足を止め、イラクでこれ以上の犠牲者が出ないように願いながら「NO・WAR」の文字を型どったロウソクに火を灯しました。
 「自衛隊、アメリカはイラクから撤退すべきか?」を問うシールアンケートでは、多くの市民が「撤退すべきだ」という意思表示をしていました。

 この日初めて行動に参加した大学生の杉村直哉さん(20)は「人質が解放されて嬉しい。自衛隊派兵にこだわる日本政府の対応は、平和を求める日本の市民の声とは一致していないということをイラク人にも分かってもらっえたと思う。これからは平和を求める行動にどんどん参加していきたい」と話していました。