2003年11月9日 高知民報 


県議会100条委 横矢社長の証人尋問へ 大丈夫?元木委員長の総括質問


    10月31日の「坂本ダム等に関する調査特別委員会

坂本ダムの談合と国分川土地問題を調査するための県議会百条委員会「坂本ダム等に関する調査特別委員会」が10月31日に開かれ、11月21日の次回委員会に和住工業社長の横矢忠志氏を証人喚問することが確認されました。

11月21日は知事選挙(13日告示)の真っ最中であり、松尾徹人氏を支援している自民、県民クラブなどは、投票日直前に横矢社長に発言の場を与え、橋本大二郎知事にダメージを与えることを画策して選挙中の尋問をかねてから狙っていました。日本共産党と緑心会は、一連の問題の真相解明のためには横矢社長の喚問は不可欠という立場から、百条委員会として事前に国分川右岸の現地調査をした上で、横矢氏を喚問することに同意しました。

21日の横矢氏の尋問の予定時間は約2時間ですが、そのうち冒頭20〜30分は元木益樹委員長の総括質問に割かれることになります。一方、日本共産党と緑心会の質問時間は10分程度。

和住の国有地不法占有問題で、横矢社長と共に行動してきた元木氏が委員長として最も多く時間をとって質問するという、いかにも釈然としない構図となります。県民からは「八百長ではないのか」という声が上がりそうです。

この日の委員会では、公明党が、坂本ダムの談合や国分川土地問題の解明よりも町田照代・橋本後援会長の口座調べに関心を示す姿勢を強めるなど、反橋本のトーンを強める主張をしました。