2003年5月11日 高知民報


宿毛市、奈半利町で議席増 高知市は8議席ならず 後半戦の結果

 いっせい地方選挙後半戦の市町村会議員選挙が4月27日に投票されました。日本共産党は、宿毛市で定数削減の中、現職の沖本さん、新人のの浅木さんの2人を当選させて議席を伸ばし、奈半利町で元職の角野春夫さんが返り咲きを果たすなどして健闘し、25人が当選しました。その一方、高知市、土佐町、東津野村、三原村で現職候補が及ばずトータルで改選前から2議席マイナスとなりました。
 選挙戦で日本共産党は今日、大変な生活の中で市町村が「住民福祉の増進」という自治体本来の役割を果たすことを訴えながら、国保料引き下げ、30人学級実現、学校耐震化、無駄使いの大型開発ではなく福祉を中心にした予算、市町村合併押しつけ反対などの政策を掲げました。
 宿毛市では定数が20から18に減らされる中での議席増への挑戦でしたが、浅木さんが893票、沖本さんが865票を獲得し前回票を1・5倍化して2人を当選させました。
 安田町、香我美町、夜須町、鏡村、檮原町、佐賀町では定数が削減される中で議席を維持。安田町の浜口智恵男さんが県下最高の連続11期当選、鏡村は議席占率が20%に達しました。
 高知市は新人の秦愛さんが3254票の大量得票、新人の迫哲朗さんも当選しましたが、現職の林昭子さんが86票差で次点となり7議席。4議席の定数削減があった土佐町では川村雅士さんが0・18票差でわずかに届かず、2議席の削減があった東津野村で梶屋幹雄さん、三原村で横本行雄さんが及びませんでした。