県議選 日本共産党が高知市で4議席守る 自民は過半数を大幅に割る
支持者とともに高知市の4人当選を喜ぶ
いっせい地方選挙前半戦、県会議員選挙が13日投票され、日本共産党は1選挙区で全国最多の高知市での4議席、2人区の中村市で議席を守りました。須崎市では無所属で立候補した日本共産党員の谷本敏明さんが初議席。一方、自民党は過半数を大きく割り込みました。
高知市(定数15)の得票は、現職の塚地佐智さん(46)6959票、牧義信氏(50)5411票、米田稔氏(50)5332票、新人の吉良富彦氏(49)5169票で、合計22871票(得票率20%)。自民党と並んで第1党になりました。
中村市(定数2)は現職の田頭文吾郎氏(70)が6792票(35・8%)で7選を果たしました。
須崎市(定数2)では新人の谷本敏明氏(60)が4652票(30・7%)で議席を獲得しました。
香美郡(定数3)は現職の公文豪氏(54)が7386票(22・6%)を得たものの380票差で惜敗。土佐市(定数2)は、日本共産党推薦の新人の大森陽子さん(53)が4843票(29・4%)を得ましたが634票差で次点になりました。
自民党は改選前の22から18へと後退し、大幅な過半数割れに。選挙で21の過半数を割ったのは4年前に続いて2度目。高知市、土佐郡、吾川郡、須崎市で議席を失い、県政改革を妨害する最大勢力に県民の厳しい審判が下りました。公明党は3、旧社会党系は4の現有議席を維持しました。
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選挙結果を受け浦田宣昭県委員長は、「公認5と共同できる日本共産党員の谷本さんの当選で現有6議席を確保することができた。公明党・創価学会の異常な攻撃の中での議席確保の意義は大きい。高知市の4議席は衆院選の大きな力。後半戦でも高知市議8議席の確保をはじめ勝利にむけ全力をあげる」と述べました。
当選を祝いに選挙事務所を訪れた人からは「共産党の県議団には教育行政改革を期待します。教育を守り、未来をになう子供に責任をもった県政にしてもらいたい」(進学塾講師・男性37歳)、「高知市で4人が当選して本当に嬉しい。今回初めて選挙にとりくみましたが、良い経験ができました」(古田美加さん・37歳主婦)、「ヤミ融資を究明した百条委での働きをこれからも続け、きれいな県政をつくってほしい。医療費が値上げされ,不況もひどい。県民のための県政を実現して欲しい。(高橋繁昌さん・74歳自営業)