2003年3月30日 高知民報 


県下に広がるイラク戦争反対の声


      平和への思いをメッセージに託す
 
 アメリカ・イギリス軍のイラク攻撃に抗議する取り組みが県下各地で戦争反対を訴える行動が取り組まれています。 20日には民主、共産、社民、自由、新社会の5党と連合高知、県労連などが共同した緊急抗議集会が高知市役所前で開かれ800人が参加しました。日本共産党を代表して梶原守光県会議員が発言に立ち「国連と国際世論を無視して戦争を始めたブッシュ大統領こそがならず者」だとアメリカと追従する小泉政権をきびしく批判し、攻撃の即時中止を求めました。
 同日、中村市でも共産、社民、地区労が主催して開戦に抗議する集会が開かれました。
 平和資料館・草の家や学生有志の呼びかけで、毎日12時、18時から高知市中央公園で平和を訴える行動が毎日取り組まれています。行動では平和を願う寄せ書きや、平和を願いローソクを灯しています。
 21日には「ストップイラク攻撃3・21ピースフェスタイン高知」(県下の大学生や民青同盟員参加する実行委員会主催、石川響子代表)が高知市中央公園で開催され、シンセサイザー奏者の西村直記さんが演奏で反戦をアピールしました。
 西村さんは、音楽で平和と愛のメッセージを発信しているシンセ奏者。ピースフェスタでは「全ての戦争に対して平和のための『たたかい』を」という思いを込めた「アイ・ウィル・ファイト」を披露。「この場所からみんなで平和をつくろう」と呼びかけました。
 フェスタには多数のミュージシャンが賛同、集会に合同した「有事法制に反対する女性のネットワーク」もステージから平和の思いを訴え、会場で募った賛同人は1000人を越えました。
 演奏を終えた西村さんの話 若者には世界中の悲惨な戦跡や戦場に行って、自分の目で見て欲しい。人間というのは、アメリカ人だから、イラク人だからということではなく、同じように醜さも愛も持っている同じ人間だということを感じて欲しい。互いに話し合い、世界の人々と仲良くなっていけば良い。平和のためにできることは1人1人違うかもしれない。できることから無理をしないで、自分なりにメッセージを伝えて欲しい。

イラク戦争反対運動の写真紹介